新しい水飲み機かったった。

猫は砂漠の生き物なので、水分をさほどとらなくても済むよう腎臓の濾過機能が強力ですが、反面水をあまりに飲まないと腎臓に負担をかけて腎臓病になりやすいちゅーことで、特にドライフードだけ与えている場合には注意が必要だと猫の飼育書には書いてあります。我が家ではカリカリとパウチのウェットフードを半分ずつ与えているので、ある程度はウェットの方から水分をとることもできるんでしょうが、飼育書に脅されると水をできるだけ飲んでほしいもの。単にボールに水を入れておいただけではうちの猫さんたちはほとんど飲んでいる気配がありません。

よく、水道の蛇口からしたたる水を飲む猫がいますがああいうちょろちょろと音を立てながらしたたる水は猫の好奇心をそそってよいということで、いろいろと工夫した猫用の水飲み機がでとります。今まで使っていたのはフレッシュフローという水飲み機なんですが、これがプラスチック感丸出しの上、中にプラスチックの突起があれこれあって、分解清掃が異常にやりにくい。

なんかほかのないかなと思っていたら、類似品で陶器製のセラミックファウンテンという製品があるじゃありませんか。造形もきわめてシンプル、今度は洗うのも簡単そう。ただし、なんか見た感じトイレのタンクみたいに見えます。全く同じ形でステンレス製のものもあったので、そちらにすればよかったか…。

とにかく設置したので、早速飲んでるところを見せてもらいたいもの。

「あびさん、あびさん、お休みのところすいませんが新しい水飲みですよ。」

「なになに？ めんどうくさいにゃー」
ちょっと興味がわいた様子

でもちょっと警戒感。「あれ、何なの？」

そろりそろり。

あびすけさん、そこじゃなくて、ちょろちょろ流れてる溝のところから飲んでほしいんですけど。

「ちょっとこれ、なんかいつものやつと違うニャ！」
「もういっぺん飲んでみるニャ」

「にゃにゃにゃ、やっぱなんかちょっと違うニャ」

「あんまり勝手なことしちゃいかんニャ！」