E-PL2使っていて相変わらずあまり出番のないα55です。今回の旅こそは!と持っていったのはいいものの、充電器を持って行き忘れ、早々に電池切れ、おまけに標準ズームに付け替え忘れて35mm/f1.8を付けていってしまい、ど素人の旅行スナップにはちょっとという尺でほとんど出番がありませんでした。
35mm/f1.8レンズ改めて使ってみると、ボケ味も非常にふんわりなめらか、描写も決まればキリリ。やはりFour Thirds規格よりも一枚上手。まーろんさんのおすすめ通り、値段からしたら神レンズですね。猫撮りには最適。でも開放だとピントが相当シビア。
せっかく買ったんだからもうちょっと頑張って使おう。
そもそも趣味って不便というか無駄を楽しむものだと思うんです。
その不便さこそが、趣味の真髄かと。
だから私もわざと50mmf1.4だけを付けて撮影に行ったりします。
風景写真などで全景を納めようとすればどうしても広角が欲しくなりますが、それだと誰が撮っても同じような構図にしかならないのもまた事実です。
だからこそわざと狭い画角の単焦点を使って、全体の中の一部を切り抜くわけです。
どこをどう切り取るか、そういう楽しみ方があります。
今度、35mmだけを持って丸一日、スナップ撮影に出かけてみてください。
きっとそれまでとは違った世界が見えてきますよ。
そして35mmなら浅い絞りで周囲をぼかして対象を浮き上がらせる撮り方だけでなく、深い絞りでパンフォーカス風に撮ることも出来ますから、両方楽しんでみてください。
丸一日、じっくりとそのレンズだけを使えば、かなりそのレンズとお友達になれます。
キャプテン絞(しぼり)が言ってました。
「レンズは友達!」って(笑)
>まーろんさん
>そもそも趣味って不便というか無駄を楽しむものだと思うんです。
これはたしかに。
なかなか「切り取る」という行為に慣れなくて、どうしてもどどーんと広角で撮りたくなってしまうのですよねえ。正直いうと、G20(40mm相当)でも外では狭いなあとかズームがほしいなあとか思ってしまいがち。
今度思い切って35mm一本でお出かけしてみます。
文芸に喩えると、単焦点レンズは俳句、短歌みたいなものですね。
限られた文字数という制約の中で、いかに美意識を表現するか、
そこが長文小説よりもおもしろいところだと思います。