掃除機を買い換えた

ダイソンのコードレス掃除機といえば、キャニスタータイプと全く遜色ない吸引力と、キャニスタータイプの電源コード、ホース、車輪がないことによる掃除のしやすさを両立したモデルでファンは多い。自宅の掃除はキャニスタータイプを使わずこれ一本で済ませている人も多いのではないだろうか。自分もその一人で数年前から家中掃除はダイソンのコードレスのみで行っているが全く痛痒ない。

V6 Gallery Image Cleanerhead Motorised ashxただ、ダイソンのコードレスにも欠点はある。ダイソンのヘッドはいわゆるパワーブラシとかモーターヘッドなどと言われる自走式のタイプで、カーペットにこびりついたペットの毛や粉系のゴミは一往復するだけで非常に綺麗になるが、一定以上の大きさのもの、例えば猫砂やペットフード(カリカリ)、コーヒー豆などのゴミは逆にモーターヘッドがそれらをはじき飛ばしてしまいなかなか吸い込んでくれない。また、床との密着度を高めて吸引力を高めるため、国産の掃除機と異なり前方前方に吸引孔が設けられていないため、壁際のゴミを吸い取るのも苦手だ。

以前住んでいた部屋は絨毯敷きだったので、それでも何度かヘッドを往復すると猫砂やペットフードのようなゴミでもなんとか吸い込んでくれたのだが、今の家は全面フローリング。フローリング+猫砂+ダイソンの相性は非常に悪く、猫砂を掃除する時はヘッドを持ち上げて上から猫砂にかぶせるようにして吸い込むか、いちいち別のアタッチメントに付け替えるかしないといけないので、かなりストレスが溜まっていた。

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この「ダイソンは大きめゴミが取れない」という不満に対するダイソン社の回答がこちら、Dyson Fluffy ヘッド。フラッフィーってのは英語で「ふわふわ」って意味ですな。このFluffyモデルはブラシバーに柔らかいフェルト生地が貼ってあり、これが大きめゴミも引き込みつつ、床面の密着度は従来モデルと同じに維持して、大きなゴミも小麦粉のような細かなゴミも両方吸ってくれるようにしたという優れもの。

猫さんたちはトイレに入ったら砂は親の仇のようにけるのが仕事。毎日毎日掃除をするのは猫飼いとしての義務であるが、できることならその義務はなるべく楽に果たしたい。

今使っている旧モデルはまだ2年も使っていなかったけれど、たまたま知人にダイソン欲しがっている人がいたので、手持ちをゆずってこのFluffyモデルを購入することにした。

さて、その結果はといえば、もう完璧。猫砂もキャットフードも旧モデルで悪戦苦闘していたのが嘘のようにスルスルと本体内部に吸い取ってくれる。フェルト地の回転体で磨いているせいか、心なしかフローリングもツルツルキレイになっているような気がする。前方のゴミも引き込んでくれるので、壁際のゴミなども比較的上手く取ることができる。ただし、毛足の長いラグなどはこのヘッドだとやや動かすのが重く感じられる。通常の毛足のカーペットではほぼ問題ないと思うが、カーペットについた猫の毛などは旧モデルの方がキレイになったような気がする。カーペット主体のおうちではFluffyではなくナイロンブラシの旧モデルも考慮に入れたほうがいいかもしれない。

まあ、とにかくフローリングで猫飼いの我が家にとっては、このFluffy、完璧な製品だ。取り回しの良さとキャニスターに劣らない吸引力を両立したダイソンのコードレス掃除機にまた一つ大きな魅力が加わった。本当に日々の掃除のストレスがミニマムになった。ありがとう、ダイソン!

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